最後まで美味しく食べられることを
大切にした主菜と副菜へのこだわり
サザエやエビが入った炊き合わせに
酢の物、煮物、蒸し物…
昔ながらの仕出し折詰に入っているのは
似たような素材と味付けのおかずで
サザエの甘辛煮は手を汚しながら
身を取り出さないといけませんし
ワタの部分が苦手だから
と敬遠されることもあります
また、エビの姿煮は
「煮物や天ぷらにもエビが入っているし、手を汚しながら殻をむいて食べるほどでもない…」
という話を多くのお客様からうかがいました
サザエもエビも原価と手間暇をかけて
作っている料理ですので
手が汚れるから面倒くさいという理由で
食べてもらえないことは
料理の作り手として、とても残念に思います
そのため京都割烹やなぎさわやでは
おせち料理や高級オードブルを参考に
一口サイズにあつらえた
主菜と副菜を8種類以上、詰め合わせて
提供しています
主菜は手を汚さないで食べられるように
子どもがお箸でつまめて
女性が一口で頬張れる大きさに
カットしています
一部の魚料理…例えば、
自家製麹の熟成サーモンは
ジューシーさを重視したいので
ブロック状で仕上げていますが
ふっくらと柔らかく
焼き上げているので、お箸で簡単に
一口サイズに切り分けられます
副菜は8種類以上、素材の異なる料理を
少しずつ小さなカップに入れて
詰め合わせています
なぜ京都割烹やなぎさわやでは
最後までおいしく食べられることに
こだわっているかと言うと
主菜を一口サイズに切ったり
副菜の種類を多くすると
かなり手間暇がかかるのですが
しかしながら
法事用の仕出し折詰は
お施主様からのおもてなしの料理です
一口サイズでたくさんの種類の料理を
少しずつ食べ進めることで
最後までおいしく感じていただくことが
お施主様のおもてなしの料理としての
お役立ちができると思い
こだわりを持ってお作りしています